預金の基礎
最も安全性が高く、解約が容易だとされている金融商品が預金です。
利用する期間などに合った預金を選びましょう。
預金のしくみ
 銀行やゆうちょ銀行などで取り扱っている預金(貯金)は、あらかじめ決められた金利に基づく利息と元金を満期日(定めがないものもあります)に受け取るものです。
預金のメリット
定期預金などを中途解約した場合、当初提示された金利よりも低い金利になるか、または手数料が必要になります。
預金のリスク
 預金の保証は、その預金を受け入れた金融機関が行っています。そのため、金融機関が破たんすると、元金と利息の払戻しを受けることができなくなってしまうおそれがあります。ただし、預金保険機構という機関が、一定の保証をしています。保証しているのは、原則として元金1,000万円とその利息です。それ以上の預金は、破たんした金融機関を清算したあとに、資産がいくら残るかによって、戻ってくる金額は変わってきます。
外貨預金は預金保険機構の保証対象になっていません。
外国に本店のある銀行(外国銀行)の預金や国内に本店のある銀行の海外支店の預金は預金保険機構の保証対象になっていません。
普通預金と定期預金の違い
普通預金
 最大のメリットはいつでも出し入れができることです。給与や年金の振込みや公共料金の引き落とし、クレジットカード代金の支払いなどの指定口座にできます。利息は年2回(半年ごと)で、預金口座に入ります。
定期預金
 預入期間の定めがある預金のことで、普通預金に比べ、金利は高くなっています。多くの定期預金は中途解約ができますが、その場合、当初提示された金利よりも低い金利になるか、または手数料が必要になります。
定期預金などの種類
  期間 預入単位
スーパー定期 1か月〜10年 300万円未満
スーパー定期300 1か月〜10年 300万円以上
大口定期預金 1か月〜10年 1,000万円以上
期日指定定期預金 1年以上3年以内の指定する日まで 1円以上
定額貯金(ゆうちょ銀行のみ) 6か月経過後は自由
最長10年
1,000円以上(1,000円単位)
定期預金などの申込みから満期まで
預金の申込み
銀行やゆうちょ銀行などに口座を開設して、申し込みます。
定期預金の中途換金
預け入れた金融機関に申し出ます。預け入れた日から申し出た日までの利息は、満期日まで預け入れた場合の利息よりも少なくなるのが一般的です。
満期日
預け入れた期間に相当する利息と、預け入れた金額(元金)を受け取ります。
自動継続制度
満期となった元金を同じ期間の定期預金などに自動的に預け入れることです。利息については、受け取るタイプものと預け入れるタイプのものがあります。
預金と税金
 2037年12月31日までに受け取る預金の利息には20.315%(所得税および復興特別所得税15.315%、住民税5%)の税金が課されます。
2014年1月現在